|
混雑する渡月橋から眺める川面の景色は、川に浮かぶ多数の無邪気なカップルやファミリーを乗せたボートと、ほんのりピンクに染まる山肌が絶妙のバランスで京の春を演出する。なお余談ながら、渡月橋をはさんで上流が大堰(おおい)川で、下流から桂川となる…ま、これもどうでもいいことだけど…
嵐山に訪れたときには必ず立ち寄るオシャレな京料理屋で少々豪華なランチに舌鼓を打つ。ちょっとした贅沢でこれほど幸せな気分に浸ることができるとは…私はけっこう安上がりな人間らしい…
嵐山ウォークもそこそこに、少しレトロな嵐電に乗車し、四条大宮までの沿道の桜を堪能する。短時間ながら京の風情を感じられるひとときである。
次の目的地に選んだ場所は、西国三十三箇所観音霊場の第16番札所であり、古都京都の文化財の一部として平成6年にユネスコ世界遺産にも登録されている京都屈指の名刹「清水寺」。
こんなメジャーな京都の観光地に、不思議と今まで一度も行った事がなく、ましてやこんな桜の季節に初めて訪れようとすることはけっこう無謀なことなのかも知れない…風情も何もあったものじゃない…
清水寺までの長い階段を、多くの観光客の隙間を縫って一生懸命上っていく両サイドには、様々な土産物店などがこれでもかと続いている。これもまた京都を代表する光景の1つなのだろう…海外からのツアー客の数も多く、耳元では異国情緒豊かな会話が飛び交っている。外人さんにも清水寺は人気観光スポットなのだろう。桜の季節と重なり、ほんと歩くにも一苦労…
清水寺の境内は約4万坪あり、広大な敷地内には1000本の桜が植えられており、本堂の舞台に立つと眼前に艶やかに輝く満開の桜が広がり、まるで桜の雲の上にいるような気がする。舞台からは京都市街の景色も眼下に収めることができ、しばし浮世の雑念から開放される。
|